昨日の内容講義でも、「五之巻の中でも、特に従地涌出品第十五が大切ですね」とおっしゃっていました。なぜなら、地涌の菩薩様がお出ましになるからです。従地涌出品では、六万恒河沙の菩薩様方が涌出され、しかもそれぞれに六万恒河沙の眷属をお連れになっている、と説かれています。恒河沙とは「ガンジス川の砂の数ほどたくさん」という意味で、つまりは数えきれないほど膨大な量を意味します。余談ですが、日本では江戸時代に恒河沙は10の22乗(10,000,000,000,000,000,000,000)と定義されていたそうで、例えばこの説を用いますと、六万恒河沙とはそのさらに6万倍ですから、数字で書くと600,000,…