1920-1979
建築家。東京帝国大学工学部建築学科卒業。元同大学生産技術研究所教授。戦後まもなくに「立体最小限住居」といわれる15坪の住宅を提案、脚光を浴びる。以降住宅の工業化とプレファブリケーションに尽力したが、彼の以上のような志向が、切実な社会的要求だけに規定されたのではなくて、なにかSF的なパースペクティブによって培われていたような気配がある。晩年は宇宙住居の研究にも没頭した。原広司の師の一人。代表的著作に『建築の鍵』丸善書店。
評伝に難波和彦著『戦後モダニズム建築の極北―池辺陽試論』