筑波級

一般

筑波級

つくばきゅう

日本海軍の一等巡洋艦装甲巡洋艦)。

筑波、生駒の2隻がある。

日露戦争序盤で機雷によって沈んだ戦艦「八島」「初瀬」の穴を埋めるために、日本が急遽建造開始した艦である。戦艦戦力を補うために戦艦と同じ口径の主砲を搭載した。これがために同クラスを巡洋戦艦の先駆けであると見なす場合もあるが、実際には装甲巡洋艦そのものの設計思想でデザインされており、過大評価というものであろう。

日本造船史上、初めて自力建造した主力艦であり、その段階で1万トンを大きく超える艦を作り上げたことは特筆に価する。しかしながら、「筑波」「生駒」の竣工時には既にドレッドノートが登場しており、さらには「世界初の巡洋戦艦」であるインヴィンシブル級も進水していた。

ついでに伊吹級まで作ったので、結果として金剛級の導入まで莫大な国費を浪費したのも同然の結果を招いている。

要目(ことわりがない限り、筑波のもの。生駒は括弧内に記述)

全長:137.1メートル  

全幅:23.0(22.8)メートル

喫水:8.0メートル  

常備排水量:13750トン

主砲:45口径12インチ連装砲2基4門

副砲:45口径6インチ単装砲12基12門および40口径4.7インチ単装砲12基12門

補助砲:3インチ40口径単装砲4基4門

魚雷発射管:18インチ水中発射管3基3門

主機械:蒸気レシプロ2軸

主罐:宮原式水管罐石炭専焼20基(宮原式水管罐重油石炭混焼20基)

最大出力:20500馬力

最大速度:20.5ノット

舷側最大装甲厚:7インチ

甲板最大装甲厚:3インチ

1905年1月起工、同年12月進水。1907年1月竣工