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中華帝国

読書

中華帝国

ちゅうかていこく

中華思想に基づく帝国のこと。

皇帝支配の時代

漢民族華夷秩序の中で皇帝が支配するその頂点に立つ国(王朝)のこと。

一般に秦以降の「皇帝」を頂点とする統一王朝を「帝国」と呼ぶ。

ただし、理念の上では皇帝天子)は地上全てをその威徳によって従わせる存在であって、よって「国境」は建前上存在しない(ただし、威徳の未だ及ばざる辺境は存在する)し、他の対等な国家が存在するはずもない。今日的に「秦漢帝国」とか書く場合と、当時の帝国支配層の考える建前としての帝国とはかなり別物ではある。

なお、皇帝は「王」よりも上位であると漢王朝の時に決まったので、夷狄の長に王の称号を認める(与える)ことで、皇帝の権威の下にあることを証明する(これを冊封という)のもアリアリ。だからといって普通は「唐帝国」というときに冊封されていた諸国を含んだりはしない。

中華帝国 (1915年-1916年)

1915年から1916年まで実在した国家。中華民国政治家袁世凱による帝政復活の企てによって樹立され、1915年末から1916年初めまで続いた短命政権。この企ては結局失敗したが、革命運動の進行は長年にわたって遅れ、中国は割拠した軍閥の各地方勢力に分裂した。

中国共産党支配の時代

現在の中華人民共和国について、チベット内モンゴル東トルキスタンの制圧や、近年の経済的な台頭、軍事力の増長、台湾および周辺諸国に対する高圧的外交などから、事実上または比喩的に「帝国」または「帝国主義」であるという意味で使用する言葉。