髙木雄也さんと清水くるみさんが出演する舞台『東京輪舞』の感想と考察です。 応援しているアイドルの出演舞台に関するブログを書くのはこれで2回目です。前回も二人芝居でした。わたしって二人芝居が好きみたい。 観劇前に読んだもの アルトゥル・シュニッツラー『輪舞』 1900年にオーストリアの劇作家シュニッツラーが発表した戯曲です。私は1987年に岩波文庫から刊行された中村政雄訳本と、1997年に現代思潮新社から刊行された岩淵達治訳本の2バージョンを読みました。中村政雄訳版は昔の言葉で書かれていることもあり、話の内容は理解できたものの、登場人物の会話の情感はあまり掴めませんでした。その後岩淵達治訳版を読…