平安時代叢書でも最大のボリューム数となっている「平安時代叢書 第十七集 平家物語の時代 ~驕ル平家ハ久シカラズ~」、「平安時代叢書 第十八集 覇者の啓蟄 ~鎌倉幕府草創前夜~」にもかなり引用した論文集である。 本書掲載の論文の構成は以下のとおりとなっている 列島を覆う戦雲 源頼政と以仁王~摂津源氏一門の宿命~…生駒孝臣 甲斐源氏~東国に成立したもう一つの「政権」~…西川広平 木曾義仲~反乱軍としての成長と官軍への転換~…長村祥知 源義経と範頼~平氏追討の戦い~…宮田敬三 平宗盛~悲運の武家の棟梁~…田中大喜 平氏の新旧家人たち~相伝家人と門客~…西村隆 藤原秀衡~奥の御館と幕府構想~…三好俊文…