中庸
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中庸は、儒教の経典。朱子学の「四書」の一つ。
もともと礼記のうちの一編で全文3500余字。
古来、孔子の孫の子思の作とされる。
本来の中庸は前半部のみで,後半部は誠明書という別の書だという説や、秦代の子思学派の中庸説という解説書だとする武内義雄の説、などがある。
武内説は伊藤仁斎の説を発展させたものである。朱熹(子)は中庸を儒教哲学の最高峰とたたえて、とくに礼記からぬき出して四書の一つに列し、全体を33章に分かち、自己の哲学によって注釈を書いた。
ものの考え方や行動が極端に走らないさま。
→アリストテレス、仏陀
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