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社会

張成沢

ちゃんそんてく

[朝] 장성택

張成沢1946年2月6日 - 2013年12月12日)は、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)の政治家朝鮮民主主義人民共和国国防委員会副委員長、朝鮮労働党中央委員会政治局委員、朝鮮労働党中央軍事委員会委員、朝鮮労働党中央委員会行政部長を歴任朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は大将。

江原道川内郡出身。金日成総合大学卒業。1968年から1972年までソビエト連邦モスクワに留学していた。

金正恩第1書記の叔父で、後見役とされてきた。故金正日の妹でもある金敬姫の夫で、北朝鮮のナンバー2とみられていた。

しかし、2013年12月9日、張成沢自らの派閥をつくる「分派」活動など「反党・反革命的行為」を理由に全役職からの解任と党からの除名が発表され、政治的地位を失い失脚した。また、「複数の女性との不適切な関係」や麻薬の使用、高級レストランでの飲食など「資本主義に染まり不正腐敗行為を行った」とも指摘された。

2013年12月12日、北朝鮮の治安機関、国家安全保衛部は特別軍事裁判を開き、「国家転覆の陰謀行為」を理由に死刑判決を下し、ただちに処刑された。

失脚の背景

朝鮮中央通信によると、張成沢は自ら政権を担う野心を以前から抱いており、2011年12月の金総書記死去を契機に工作を本格化。側近グループを要職に引き入れ、自ら「神聖不可侵な存在」として君臨、軍にも働き掛け、最終的に金第1書記を排除し、国を乗っ取ることをたくらんだとされる。その過程で、経済運営や貿易・外資導入の実権を手中に収め、国民生活を破綻に追い込むことで国を混乱させようと計画、首都平壌の都市開発を妨害したり、地下資源の不適当な売却を強行したりしたほか、北東部の経済特区、羅先で土地を海外の提携先に長期貸与したことも「売国行為」とされた。さらに、2009年のデノミネーション実施をめぐる混乱も張成沢の責任とされたほか、私生活の乱れも問題視されたという。