EBPMといわれて久しいが、実務の世界ではまだまだEBPMなんぞ意識している人はいない。正確には頭ではわかっているのだが、そんなことをやっている暇がない、というのが正確なところだが。まして政策の世界では(デジタル化によって取れるデータが増えてきたとはいえ)定量的では図れないものが非常に多くある。国単位のマクロ政策ならまだしも、市町村単位となるとなおさらである。 「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法作者:中室 牧子,津川 友介ダイヤモンド社Amazon いまさら相関関係と因果関係は違うよ、といってそんなことは当然わかっているわけであるが、因果関係に迫る手法自体はいろいろあって…