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津波

津波とは、多くの場合、海底の地形変動によって発生する、その動きに合わせて変動する海面の波の動き。

地殻変動に合わせて持ち上げられた(もしくは引き下げられた)海面が水平面に戻ろうとして振動し、その振動が周囲に伝播して津波になる。

海底の地形変動の原因は地震による断層運動であったり、海底地崩れであったりするが、そのどちらでも津波は発生する。

通常の波(潮汐波)との違いは、波長にある。通常の波が波長数mであるのに対して、津波は最大で数百kmに及ぶ。そのため、押し寄せる水の量は比較にならないほど多くなり、津波に襲われた海岸付近はしばらくの間完全に水没した状態になってしまう。さらに押し寄せた水はすべて引き上げていくので、津波に襲われた海岸は大きく被害を被ることになる。

また、伝播速度の速さにも特徴があり、たとえば太平洋の中を津波が伝播する場合、その速度は時速800kmにも達すると言われている。

なお、津波という概念は、海外にはほとんどなく、従来「Tidal Wave」(潮汐波)と表現されていたが、世界的に科学者の間で、厳密に言えば適切ではない表現であるとして、津波をローマ字表記した「Tsunami」と表現することが提起されており、世界共通語となりつつある。

地震が起きたらまず津波の心配を

海沿いや河口付近では基本的に、地震があったら津波警報を待たず、すぐに高台へ避難してください。

現在気象庁津波の発生のおそれがある場合に、地震発生からおよそ3分を目標に津波警報、または津波注意報を発表しています。しかし、過去には気象庁から津波予報が発表される前に、津波が到達してしまった例があります。 1993年北海道南西沖地震です。当時気象庁地震発生5分後に大津波警報を発表しましたが、震源に近かった奥尻島では地震発生から2〜3分で津波が押し寄せてきました。海岸で揺れを感じたら、すぐに高台へ避難することが大事です。

tenki.jp(津波情報)より

辞書的な意味

世界記録

1958年7月にアラスカのリツヤ湾に発生した津波が、

高さ約520mで津波の世界記録とされてる。

ビルの高さにして100階建て以上に相当する。

語源

津波の「津」は、船の着く場所とか港を意味する言葉です。漁に出ていた漁師が沖合では津波に気がつかなかったのに、港に帰って初めてその被害を知ったということで、津波という言葉が生まれたといわれている。

気象庁における警報・注意報区分

注意報名、警報名津波の高さ巨大地震の際の表現とるべき行動想定される被害
大津波警報3m以上巨大沿岸部にいる人や川沿いにいる場合、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所に移動木造家屋は全壊、流失。人は津波による流れに巻き込まれる
津波警報1〜3m高い大津波警報と同様標高の低い場所では津波が襲い、浸水被害が発生する。人は津波による流れに巻き込まれる
津波注意報20cm〜1m(表記しない)海の中にいる場合はただちに海から上がって、海岸から離れる海の中では速い流れに巻き込まれる。養殖いかだ等が流失し、小型船舶が転覆する