敵対的メディア認知

一般

敵対的メディア認知

てきたいてきめでぃあにんち

hostile media phenomenon

定義

 視聴者が事前に強固な態度を持ってメディア報道に接した時、その報道を自分の態度と反対方向に偏っている、と認知する一般的な傾向。

ヴァロンの実験

 ヴァロン(Vallone,R.P.)らは1982年ベイルート虐殺に関する同一のテレビニュースが、イスラエル側支持者の学生にはアラブ寄りと評価され、アラブ側支持者の学生にはイスラエル寄りと評価されること、また双方とも自分達に不利な影響力を予測することを見い出した。

 

 このとき公平性の評価だけでなく、報道内容の認知も双方で異なっていたが、その後の研究で、自分があらかじめ持っている評価(先有傾向)からの合理的推論により認知が歪むこと、メディアバイアスに関する一般的信念の影響が指摘されている。

参照:認知科学辞典(共立出版


参考

もっと一般的に、「人はマスメディアの情報や「意図」をしばしば疑ってかかる」といったような意味合いでも使用される。