天然物全合成

サイエンス

天然物全合成

てんねんぶつぜんごうせい

天然物全合成とは,複雑な天然由来の化学物質などを有機反応を組み合わせて合成することであり,有機合成化学の一分野である.

全合成を研究する意義としては,分光学的に決定された化合物の構造が実際に正しいかを合成によって確認すること,植物や微生物,海洋生物などの天然物から微量しか得られない化合物を人工的に多量に供給すること,全合成の過程で新規化学反応を発見することなどがある.現在では、極めて複雑な化合物でも複数の反応を組み合わせることで合成が可能となっている.