中井万知子『夢見る「電子図書館」』郵研社刊中井万知子著『夢見る「電子図書館」』を読みました。著者は国立国会図書館(NDL)で総務部企画課電子図書館推進室長を務めた方で、NDLの草創期から現代にいたる電子図書館事業の軌跡を内部の視点からまとめられた本でした。毎日のように利用しているNDL提供情報のあれこれについて、それぞれが生まれた経緯、現在の形態に変化していった様子、それを担った方々の志などを、わかりやすい語り口で提示してくださいました。この本を知ったのは、SNSである方が推奨されていたからです。出版社はどこかとネットで検索すると、なんと私の『70歳のウィキペディアン』と同じ郵研社の最新刊でし…