田村草子

読書

田村草子

たむらそうし

田村草子鈴鹿草子とも。

御伽草子の一つ。坂上田村麻呂をモデルにする藤原俊仁一族三代*1を渡って妖怪退治談である。

内容は『田村三代記』『すすか』『鈴鹿』などの作品との相似性がある。


俊祐は益田ヶ池の大蛇の化身である美女と契り俊仁(日竜丸)が誕生する。その俊仁は近江国の大蛇と陸奥高山の悪路王を退治し、そして唐土で戦死す。悪路王(アテルイ)を退治の途中で、郡田村の賤女と契り、俊宗(田村丸)を誕生、俊宗が奈良坂山の霊山坊と鈴鹿山の大嶽丸と悪事高丸を退治す、なお、大嶽丸は一度退治されたが其の後は天竺で復活した、俊宗苦戦の果て、大嶽丸の首を懸り、平等院の宝物として奉った。

*1:藤原俊祐・俊仁(日竜丸)・俊宗(田村丸)