作家。(1913-1949)
東京市赤坂区榎坂町生まれ。早稲田大学在学中、第10回オリンピックにボートの日本代表として参加。その時に『オリンポスの果実』に登場する「熊本秋子」のモデルとなった走り高跳び選手の相良八重と知り合う。
在学中に友人たちと始めた同人誌「非望」に『急行列車』、『空吹く風』を発表。『空吹く風』は太宰治に好意的に批評される。1940(昭和15)年、「文学界」に『オリンポスの果実』を発表。1948(昭和23)年5月、「芸術」に『地下室から』を発表するが、翌月の太宰治自殺に大きな衝撃を受け、睡眠薬に溺れていく。1949(昭和24)年11月3日、三鷹禅林寺の太宰治の墓前で自殺。享年36。翌月遺稿集『さよなら』、『酔いどれ船』が刊行された。
息子は田中光二。
太宰治の弟子として知られる作家の田中英光(1913~49年)が、戦後間もない時期に友人に宛てた未公開のハガキや書簡が見つかった。 8月1日から東京都三鷹市の三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室で初公開される。 太宰治の弟子、田中英光の書簡発見 「我慢できない」友人に本音も(毎日新聞) - Yahoo!ニュース 三鷹の太宰治のお墓の前で自殺した 田中英光のハガキ、書簡が見つかり、公開されます。 日本文学史のニュースですね。