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田島伸二

社会

田島伸二

たじましんじ

国際識字文化センター(ICLC)代表、識字教育専門家、寓話作家、心の絵地図分析主宰

●人生で最も重要なことは、「希望を持てない状況の中でも希望を作り出し、自らの人生を可能な限り創造的に生きること、それ以上の創造性はありません。そして、21世紀の哲学とは、人間だけではなく地球上の他の生物も希望をもって生きられるよう生命環境を守り、次世代に手渡していくことも大切な創造性です。さらにどんな小さなことでも、愛情をもって一生懸命に行うことを人生の姿勢にしています。


国際識字文化センター(ICLC)は、1997年に東京にて内外の有志によって設立去された任意の国際NGO(民間団体)です。2012年現在、アジア太平洋地域の識字教育を推進するため、ユニークな識字教育を推し進めながら、子どものための創作活動を続けています。人間性をもった生き方を求めて、「ヒューマンリテラシー」を確立しようと、新しい時代におけるリテラシー活動を行っています。これらの活動は、これまでのアジア太平洋地域でのユネスコ活動、JICA,NGOでの広範な体験を基に行われています。それらの活動は多岐にわたっており、特にアジアの国々での子どもや女性を対象にした活動は、教育/文化/平和/環境/国際理解など関係する多分野にわたっています。

ユネスコ活動では、国境を越えたアジア共同出版計画や農村の識字教育など20年間にわたって推進しながら、アジアの農村地域での識字教材開発などを行ってきましたが、こうした共同作業を通じての表現力や人間力の形成こそ、これからの国際社会を平和で幸せにする根源ではないかと考えています。現在、主な活動は、国際識字文化センター(ICLC)で行なっていますが、2011年現在は、3.11の原発事故などの衝撃をどう乗り越えていくか、絵地図分析など新たな取り組みが活動が続いています。

リテラシー(識字)とは、思考力・判断力・表現能力の全体を示したもので、従来の識字とは機能的に異なる概念です。田島は、独自に創り出した言葉としてヒューマンリテラシーという用語を使っています。ヒューマンリテラシーとは、人間的な心を有した思考力・判断力・表現能力を示す生き方であり、識字を単に延長した概念ではありません。それは人間性を大切にして、共生の生き方を作りだす日常的な哲学と技術(スキル)を意味しています。”

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デリーで出会った泥遊びをする子どもたち

<2012年の年頭のご挨拶>

昨年の日本は地震津波原発事故と大震災に見舞われ悲しい年になりました。特に日本の子どもたちは福島原発放射能拡散によって、未来への道のりが一層険しい年になっています。大人の責任が深刻に問われた厳しい年でした。こうした中からでも「希望への道のり」をしっかりと見つけていきたいものです。こうした中で、ICLC 国際識字文化センターが、1998年から始めた、世界初のインドパキスタンが共同制作した「平和絵本」が2011年暮れに完成しました。喜びを持ってご報告します。

これは東京にある国際識字文化センター(ICLC)が、カシミール問題で激突して対立を深めるインドパキスタンの国境紛争において、どうしたらインドパキスタンが、共同で平和を子どもたちのために平和な心を育むことができるかと、徹底して議論した末に、1998年から開始された平和プロジェクトです。2001年、東京に、インドパキスタン中国アメリカ、日本など5カ国の作家・編集者・画家などの参加者が招聘され、第1回平和絵本の共同編集会議が開かれました。会議では、インドパキスタンの画家や作家が、1998年にそれぞれ制作した2つの素案を討議しましたが、それをもとに2004年、ネパールカトマンドゥーで、ICLCの主催のもと、インドパキスタンネパール、日本から16名の作家、編集者、画家などが招聘され、さらに絵本の内容が具体的に煮詰まっていきました。

このカトマンドゥーの会議では、5日間にわたって子どもたちの平和を阻害する問題が徹底的に討議され、共同で平和絵本の骨子が作られ(Listen to Me!)、最終素案が共同制作されました。これをもとに6年間、編集作業は進みましたが、内容の表現やイラストの内容、出版方法などをめぐって難航に難航を重ねました。しかし2011年、平和絵本英語版がついに完成、インドのデリーにあるNBT(NationalBookTrust)から英語版で出版されたものです。2012年1月25日、デリーのIICで、ICLCや印パ双方の関係者が出席して出版記念会が開催されました。

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刊行された4冊の平和絵本

熾烈な国境紛争で犠牲になるインドパキスタンの二つの国のこどもたちに、平和絵本という新しいアプローチが絵本で示されたことは、小さなことのように見えて実は世界史にもなかったような新しい融和と寛容の新しい時代が始まっていることを意味しています。そうは思いませんか? この絵本の完成までに14年がかかりました。英語版からさらに十数言語に翻訳されて刊行されるのにまた10年ぐらいかかるかもしれませんが、平和は叫びでは決して達成できません。一歩一歩、具体的に子どもたちの心の中に平和の礎をしっかりと築いていかねばならない課題です。それには、感動の中でメッセージをきちんと届けることです。

今後は、この英語版をもとに、インドパキスタンなどのそれぞれの国語である、ヒンディ語ウルドゥー語など15言語に翻訳して出版していくことになっています。またインターネット、語り、YOUTUBEなどでも広く配布され、世界中の子供たちへ届けられていくことになっています。このプロジェクトでは、「国際交流基金」、「広島祈りの石」、ネパールユニセフなど多数の団体や個人などからご協力をいただきました。紙面をお借りして、心からお礼を表明したいと思います。

このプロジェクトのあと、国際識字センター(ICLC)は、日本・韓国中国子どもたちへ、3カ国の近代歴史を取り上げた歴史の共同出版パレスチナイスラエル子どもたちへ、平和のための共同出版を開始することになっています。いずれも世界で最も難しい課題ですが、「これからの子どもたちに、世界で一番大切な問題」を絵本を通じて、真っ先に届けていきたいと思っています。平和は、遠くの理想や平和を語ることではありません。、現実の厳しい環境の中で苦しむ子どもたちの心の中に、しっかりと精神的な果実を実らせていくことが必要だと思います。今年は、子どもたちの心に希望の種をまくことのできる年です。関係の皆様に心から感謝とご支援を申し上げます。 iclc2001@gmail.com




<田島伸二>

広島県出身、東京法律学教育学ドイツミュンヘン)やインドタゴール国際大学院)で教育哲学を学ぶ。

●1977年から1997年まで20年間にわたって、ユネスコアジア文化センター(ACCU)の、ユネスコに加盟するアジア太平洋25か国の識字教育・図書開発の責任者を務め、識字教材製作や図書開発の読書推進などのプログラムを推進する。(1977−2000)

●1997年、東京で5カ国の専門家とともに、ICLC国際識字文化センター設立アジア地域などでのNGOの幅広い識字や文化活動を開始(1997−現在に至る)

●1997年から2007年まで、国際開発機構(JICA)の教育専門家として、パキスタンで識字教育(連邦政府首相識字委員会)、ビルマミャンマー)で、基礎教育(ヤンゴン教育大学)を教えている。日本では筑波の「教員養成センター」で講師を務め、2007年からは、国際識字文化センター(ICLC)の代表として、教育文化活動をアジア全域で推進している。

ユネスコ(ACCU)時代、1990年の世界教育会議(タイ)、ユネスコ地域世界会議(パリ)、ユネスコ教育研究所セミナーハンブルク)、IBBY世界児童書評議会アメリカ)、人口最多国教育サミット(インド)、フランクフルトブックフェアー・出版セミナーなど多数の国際会議に出席。アジア各国でのNGO女性識字リソースセンターの設置も行っている。

●2001年、第一回ベルリン国際文学祭から招請を受け、自作の作品を朗読する。2003年には南アフリカ国立ナタール大学の招請を受けて、第6回アフリカ文学祭で作品の朗読する。1989年第20回講談社出版文化賞(さばくのきょうりゅう)絵本賞を受賞する。翻訳の「10にんのきこり」(講談社)は、厚生省特別文化財となっている。

●2013年現在、ICLCの活動、創作活動、絵地図分析ワークショップなどを内外にて開催(2011年から、東北原発被災地などで、絵地図分析を通じて被災地子どもや大人のケアにあたっている。また日本、韓国カンボジアラオスパキスタンなどの子どもの教育活動に従事している。また東京大学教育学部非常勤講師早稲田大学大学院修士論文副主幹などを歴任した後、2013年から聖学院大学非常勤講師を務めている。)

国際識字文化センター(ICLC)が行っている主要な活動?

  1. 最も抑圧された子どもたちのために、パキスタン刑務所の中に4か所の子ども図書館の設置(キラン図書館
  2. コミュニティ活性化のための紙漉き技術人材研修 (インドパキスタン韓国ビルマ難民など)
  3. 絵地図分析を通じての自己改革や社会改革 (日本、韓国中国インドパキスタンビルマなど)
  4. 国境を越えた平和絵本の共同出版プロジェクト(ネパールインドパキスタンパレスチナなど)
  5. 絵本や紙芝居などを使って、アジアでの環境運動など草の根の社会変革を求めた活動を展開
  6. 多様な教材開発など問題解決のための研修ワークショップの開催(インド中国韓国など)

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農村地域で、自立のための紙すきを教える

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少数民族のカラーシャの子どもたちへ自作の紙芝居を実演


論文などの活動領域

1.   お母さんのカマボコ

  http://tajimaiclc.at.webry.info/201205/article_17.html

2.  軍事政権下のミャンマーで推進した基礎教育改善のための民主的プログラム

ミャンマーに春が来るか。(2006年)

http://tajimashinji.at.webry.info/201211/article_1.html

3 .パキスタンで舞台化されたコンキチー

http://d.hatena.ne.jp/iclc2008/20130203/1359908717

4. (歴史の授業) 僕の先生は軍曹だった。

http://tajimaiclc.at.webry.info/201305/article_1.html

5. この世界に正しき怒りと優しさを!

http://tajimaiclc.at.webry.info/201302/article_4.html

6. パキスタン子どもたちと識字教育の未来

http://tajimashinji.at.webry.info/201301/article_2.html


7. 識字率とは、そして世界の非識字者数とは、なんですか?

   http://tajimaiclc.at.webry.info/200609/article_3.html

8. 日本はなぜ戦争をしたのか?人間はなぜ戦争をするのか?

   http://tajimaiclc.at.webry.info/201108/article_6.html

9. 福島原発民間事故調委員会で報告されなかった最大の課題

   http://tajimaiclc.at.webry.info/201202/article_8.html

10. 100万人が犠牲になったチェルノブイリ:原発の実  態報告書が刊行されました。編集者の声!

   http://tajimaiclc.at.webry.info/201105/article_1.html

11. いのちのありかた-ミャンマーの僧侶と仏教

   http://tajimaiclc.at.webry.info/200709/article_18.html

12. 世界の格差は知から生じる!

   http://tajimaiclc.at.webry.info/200603/article_9.html

創作活動

「ビックリ星の伝説」、「大亀ガウディの海」(ディンディガルベル)、「雲の夢想録」「沈黙の珊瑚礁」(新蝸牛社)、「コンキチーさびしいキツネ」、絵本「さばくのきょうりゅう」(講談社)、「ゆきやま」(講談社)、翻訳「馬のたまご」(ほるぷ)、10にんのきこり講談社)など。

紙芝居:パンダの冒険、ティンティンとトゥントゥン、すべては一本の植林から始まる

The Legend of Planet Surprise, Gaudi's Ocean, The Lonely Fox, Cloud Tales, Where Does Spring

Come From? (Published by the Oxford University Press 1999) 

1999年、田島の3冊の本が、オックスフォード大学出版局から刊行されている。

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孤独な狐ーコンキチの刊行、1999 (OUP)

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”びっくり星の伝説”のインド語版(7言語)

活動の背景:  

アジア地域は、世界の人口の三分の二を占め、民族・言語など多様な文化が存在し、経済面でも政治面でも大きな変化に直面している。アジアは経済的には繁栄の一面、貧困、戦争、環境、疾病も非常に深刻である。この背景には、文字の読み書きもできず、学校で教育を受けられない人々がアジアには多数存在しており、識字教育や基礎教育が全く行き渡らない構造が存在している。世界の10億人の非識字者(文字の読み書きの出来ない人々)の三分の二はアジア地域である。現在戦争の続いているアフガニスタンは、世界中でも識字率が最も低く、特に女性の識字率は10%以下である。


こうした背景の中で田島は、21世紀の教育の重要性に鑑み、新しい識字教育をアジアアフリカ地域などで積極的に推進しようとして、教育専門家や創作作家として幅広い活動を行っている。1977年から1997年までの20年間は、ユネスコアジア文化センター(ACCU)で、ユネスコに加盟するアジア太平洋地域25カ国の識字教育や図書開発の共同事業を、アジア各国での識字教育者、作家、編集者、出版人の養成など、約250を越える国際会議、ワークショップセミナーなどを組織してきた。またアフリカのケニヤなどで開催されたアフリカ共同出版会議や太平洋フィジーで開催された南太平洋図書開発セミナーなどに出席し、アジア太平洋地域の参加者の研修を行っている。

1990年の国際識字年には、タイのジョムチャン(Jomtien)にて、世界120カ国からの教育大臣が集って開かれた世界教育会議への出席やユネスコ教育研究所(ハンブルグ、独)が開催した生涯教育世界セミナー、IBBY(世界児童書評議会アメリカ大会での日本代表ユネスコ本部(パリ)での世界地域のユネスコ・インター調整会議、人口最多国教育サミットインドパキスタン)、フランクフルト・ブックフェアー(独)での国際出版セミナーなどでの発表などがある。国際家族年の世界会議(ユネスコ、パリ)での報告やユネスコバンコク地域事務所の主宰するAPPEAL識字教育セミナーには、リソースパースンとして参加している。また、国連大学出版局のアドバイザリー会議へ出席(マニラ)、1995年アジア各国でのNGO女性識字教育センターの設置など多数のワークショップに出席してきた。

また1997年から2007年までの10年間は、国際協力機構(JICA)の専門家としてパキスタンミャンマーで基礎教育や識字教育でアドバイザーとして働いてきた。また1997年から2008年までは国際NGOの国際識字文化センター(ICLC)を通じて、アジア太平洋地域の各国の文字の読み書きの基礎教育(識字教育)を推進してきたが、ユネスコ等での田島の活動分野は、2007年から国際識字文化センター(ICLC)の活動に引き継がれている。ICLC国際識字文館センターの活動の詳細は下記に記す。また「アジア教育学」に関しては、東京大学教育学部で「アジア子どもの教育」の非常勤講師早稲田大学大学院論文審査副査、聖学院大学など諸大学で講義やワークショップなどを歴任



●識字教育の目的は、文字の読み・書き・計算能力にとどまらず、口承文化や身体表現などを通じて、「自分自身や社会を進化するように努力していくことが最大の目的です。進化とは開発や発展の概念とは基本的に異なっています。人間の普遍的な生き方を求めて「ヒューマンリテラシー」を確立しようと、新しい時代におけるリテラシー活動を行っています。これらの活動は、アジア太平洋地域でのユネスコ活動、JICA、NGOなどの広範な体験を基に行われています。活動は国境を越えて多岐にわたっており、特にアジアの国々での子どもや女性を対象にした活動は、教育・文化・平和・環境・国際理解など広範な分野と連携しています。



f:id:iclc2008:20101030170153j:image キラン図書館

f:id:iclc2008:20101023131756j:image 絵地図ワークショップ

f:id:iclc2008:20100704045628j:image 絵地図ワークショップ

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ユネスコ事務局長 F.マヨール氏(スペイン科学者)と環境問題について議論(世界教育サミット会議、インドのデリーにて、1995)

現在の活動分野




1997年国際識字文化センターを(日本、インド韓国米国中国)の専門家とともに東京に設置し、その代表を務めている。1997年から2000年までイスラマバードに本部を置き、多様な活動を展開してきたが、2001年からは東京に拠点を移している。これは国際NGOとして、ユネスコユニセフ活動、環境、人権、教育分野などで働いた経験をもつ専門家などが幅広く活動している。1997年から2000年まで、国際協力機構の識字教育専門家として、パキスタン連邦政府首相識字委員会(PMLC)のアドバイザーを勤め、パキスタンの未就学の子どもたちのノンフォーマル学校の設置や農村女性の識字教育などを幅広く推進した。この時期の活動がアメリカの大学の報告書の中に記述されている。

http://tajimashinji.at.webry.info/201004/article_2.html

また思想としては、人間の尊厳を確立しようと「ヒューマンリテラシー」を新たに提唱し、その方法論としては、新しい「絵地図分析ワークショップ」(Picture Map Analysis(PMA))を、日本、インドパキスタン韓国などの諸大学で講義を行ってきている。2004年には、インドネパールパキスタン3ヵ国の平和絵本の共同出版会議(カトマンドゥ)、2006年には、韓国KT(韓国・テレコミュニケーション)研修(ソウル)、2007年には、ソウルの淑明(スンミョン)女子大学研修(ソウル)、2007年には、インドのデリーと南インドNGO、2008年には、南京師範大学(中国)、2009年にはラホール女子大学、2010年にはカンボジア教育省青少年局、梨花女子大学韓国)などを対象に絵地図分析を行った。

2001年からビルマミャンマー)にて、民主化を促進するために基礎教育プロジェクトに参加し、軍政の中で伝統的な暗記教育中心主義や想像性を失った学校教育を改善するため、全国の小学校での教師を対象に子どもの感性や体験を自由に伸ばすCCA教育(児童中心型教育)を推進している。プロジェクトのアドバイザーとして全国の教員養成大学の教員研修などを行いながら、民主化運動を推進している。ウーミョータン・ビルマ作家・ジャーナリスト協会の会長の翻訳で、2003年には3冊の創作集がヤンゴンで翻訳出版されている。


              

<作品一覧>

創作作家として、寓話を多数執筆しており、作品の多くは英語版を通じて、アジア20ヵ国以上で翻訳出版されている。しかし印税は寄付している。

創作(日本語版)

ビックリ星の伝説(三友社) 

大亀ガウディの海(透土社、丸善)(絶版)田島和子画

大亀ガウディの海ー大型絵本(ディンディガル・ベル、ラマチャンドラン画(インド

雲の夢想録 (蝸牛新社)田島和子画

沈黙の珊瑚礁(蝸牛新社)ウノ・カマキリ

コンキチ-さびしい狐 (2001年第1回ベルリン国際文学祭に招待され、朗読作品)

絵本:さばくのきょうりゅう(講談社)田島伸二文  カン・ウー・ヒョン画(韓国

    (第20回講談社出版文化賞受賞)

ゆきやま」(講談社)田島伸二文  カン・ウー・ヒョン画(韓国

翻訳:

馬のたまご(ほるぷ出版)ハシム・カーン画(バングラデシュ

10にんのきこり講談社)ラマチャンドラン画(インド) 平成20年厚生省中央審議会特別推薦

韓国の昔話(ノルブとフンブ、ウサギと亀など3冊)(汐文社

などアジア各国の画家との共著多数。

物語は、寓話スタイルで書かれており、人間や社会の深刻なテーマを扱った作品が多い。 

英語版を通じて海外での翻訳出版は非常に多いが、日本では出版社が倒産して絶版になっている本も多く、入手が困難な作品も多数ある。

主要な創作の英語版は、1999年にオックスフォード大学出版局より、3冊刊行されている。

The Lonely Fox and Other Stories(1999)

Gaudi's Ocean(1999)

Cloud Tales(1999)

インドのA.ラマチャンドランが描いた大亀ガウディの海の絵本(ディンディガル・ベル、(日本語版・英語版・韓国語版ー2005年)などもある。

また「コンキチ」の作品は、2008年10月には文化庁芸術祭参加作品として、狂言形式の楽劇として、日中韓の三カ国共同作品として渋谷で上演された。

http://www.youtube.com/watch?v=80rJ4Rp3RIs

古屋和子の語り「大亀ガウディの海」日本全国にて語り、2010年4月1日 中目黒パーシモンホール

沈黙の珊瑚礁(海底のコンクリートの叫び)

また主要な作品は、英語版を通じてアジア各国では、中国語ハングル韓国)、インドの諸言語(ヒンディー語パンジャブ語など多数)、タイ語ファルシー語(イラン)、ネパール語ウルドゥー語パキスタン)、インドネシア語ベンガル語タガログ語フィリピン)、ラオス語シンハラ語スリランカ)、パシュトー語(アフガニスタン)、ベトナム語ビルマ語などアジアの20言語以上で翻訳出版されて、子どもや大人たちに読まれている。ベトナム韓国では、海亀保護の象徴的な作品となっている。

タイ教育省は5万部を印刷して、全国の学校に配布した。また『コンキチ-さびしい狐』の作品は、2000年、パキスタン国立演劇センターなどによって舞台化され、2004年には、林洋子の語りと劉宏軍(中国)の音楽によって東京京都広島にて公演が行われました。

2007年には、米国の音楽家T.M ホフマンの音楽とインドのパジパイの舞踏で7回演じられている。

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2001年に、ドイツベルリンで開催された第一回ベルリン国際文学祭には、アジア地域から招請を受け、田島は創作の3作品『さびしい狐』『雲の夢想禄(ガタワナ)』『キラン図書館』を児童文学部門で朗読した。朗読は、母語を尊重する文学祭の目的もあって、これらの作品は日本語(広島弁)で朗読されたが、ドイツの著名な3人の俳優は、ドイツ語に翻訳された作品をそれぞれ朗読した。また2003年には、南アフリカで開催された第6回アフリカ文学祭にも招請を受け、文学祭の会場のほか、ダーバン市の高校や大学などで学生を対象に講義を行った。

2001年6月14日から6月24日まで、ドイツベルリンで第1回国際文学祭が開催され、アメリカヨーロッパアジアアフリカ中東など全世界から約100名の作家や詩人招請された。田島も文学祭事務局から招聘を受け、アメリカ中国の作家とともに自作の児童文学作品の朗読を三回行った。

http://www.literaturfestival.com/bios1_3_6_534.html

平和のための共同出版活動

2011年、世界で初めてインドパキスタンが共同制作した「平和絵本」が2011年には完成しました。喜びを持ってご報告したいものです。これは1998年、国際識字文化センター(ICLC)が、カシミール問題で激突して対立を深めるインドパキスタンの国境紛争において、どうしたらインドパキスタンが共同で平和を子どもたちのために育むことができるか、徹底して議論した末に1998年から開始された平和プロジェクトです。子どもたちの心の中に、「憎しみを越えて」国境を越えての愛を築くーそれが平和絵本の目的です。

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原爆実験の成功を祝う子どもたち(1998年)

2001年、東京で、インドパキスタン中国アメリカ、日本など5カ国の参加者が招聘され、第1回平和絵本の共同編集会議が開かれました。会議では、インドパキスタンが、1998年にそれぞれ制作した2つの素案を討議しましたが、それをもとに2004年、ネパールカトマンドゥーで、ICLCの主催のもと、インドパキスタンネパール、日本から16名の作家、編集者、画家などが招聘され、さらに絵本の内容が煮詰まっていきました。この会議では、3日間にわたって子どもたちの平和を阻害する問題が徹底的に討議され、共同で平和絵本の骨子が作られ、最終素案が共同制作されました。これをもとに編集作業は進みましたが、内容の表現やイラストの内容、出版方法などをめぐって難航を重ねましたが、2011年、平和絵本の英語版がついに完成、インドのデリーにあるNBT出版社から出版されたものです。

今後は、この英語版をもとに、インドパキスタンなどのそれぞれの言語、ヒンディ語ウルドゥー語ベンガル語など10数言語に翻訳され出版されていくことが始まっています。熾烈な国境紛争で犠牲になるインドパキスタンの二つの国のこどもたちにとって、平和絵本という新しいアプローチが楽しい絵本でもって示されたことは、小さなことのように見えて実は世界の歴史にもなかったような新しい融和と寛容の時代が始まっていることを意味しています。平和は叫びでは決して達成できません。具体的に子どもたちの心の中に平和の礎をしっかりと築いていかねばならない課題です。それには、感動の中でメッセージをきちんと届けることです。平和問題は、遠くの理想や平和を語ることではありません。、現実の厳しい環境の中で苦しむ子どもたちの心の中に具体的な果実を実らせていくことが必要なのだと思います。絵本は今後、ネットや語りなどでも広く配布され、世界中の子供たちへも届けられていくことになっています。


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赤鉛筆と青鉛筆の人生http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%C4%C5%E7%BF%AD%C6%F3?kid=245705&mode=edit#

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ティトリと希望の音楽

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タコよ!天高く舞い上がれ!

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ロストアンドファウンド

    

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2004年、ネパールで開催された平和絵本の共同編集会議

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第1回平和絵本の共同出版会議 (2001年)、東京


○主要な作品は、オックスフォード大学出版局より3冊が英語版で刊行。主要作品は、アジア20カ国などで

翻訳出版されている。第1回ベルリン国際文学祭(2001)、第6回アフリカ文学祭(2003)などから招請

受け講演など行う。第20回講談社出版文化賞受賞。2006年度の社会貢献賞受賞、メラジ・カリッド科学普及賞、

国際青少年のためのワークショップ最高賞受賞(韓国梨花女子大)(2010年)など。


連絡先: iclc2001@gmail.com  tajima777@gmail.com

田島伸二
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