今週のお題「あまい」 甘いもの食べて、もりもりブログ書こう💪、だそうだ。 “積読”で、お菓子の本は前に書いてしまったのだよなあ。タイミングが悪い。 ということで、甘いものばかりではないが、食についてのエッセイを選んでみた。 『舌の記憶』 筒井ともみ 著 新潮文庫 著者の筒井氏は脚本家が本業で、アニメから実写ドラマ、映画の脚本を手掛けている。 たぶん代表作となっているのが、映画『失楽園』なのだろう。この本の巻末に、いくつかのレシピが載せられているのだが、そのトップが、例の、鴨とクレソンのシンプル鍋のレシピだったりする。 この本自体は、脚本家となってからというよりも、昭和30年代の子供時代の頃の話…