石見銀山の鉱山町。大永七年(1527)に銀山開発が始まると、仙ノ山一帯には鉱山労働従事者や職人、商人らが集まって巨大な都市が形成され、膨大な物資集散が行われた。なお石見銀山自体は戦国期は「佐間(佐摩)銀山」と呼称されていた。 石見銀山開発の始まり 銀山をめぐる諸勢力 石銀集落跡 文献史料にみえる石銀地区 大谷地区の銀生産 大谷・栃畑谷・昆布谷・出土谷 銀山川沿い 遠隔地から訪れる人々 関連人物 参考文献 石見銀山開発の始まり 大永七年(1527)三月、石見国田儀浦の三島清右衛門により石見銀山の開発がは始まる*1。清右衛門は吉田与三右衛門、同藤左衛門、於紅孫右衛門の3名の大工を同行して銀を入手し…