『野の花の入院案内』徳永 進(KADOKAWA)公式サイトより 『野の花の入院案内』は、医師である著者がホスピスケア診療の中で出合った人々について書いた本。※徳永氏は、以前に紹介した『隔離』というハンセン病者に関する本を書いた方です。 amahaji.hatenablog.com
Book Review 9-28 医療 #「いのち」の現場でとまどう 『#「いのち」の現場でとまどう』(徳永進著)を読んでみた。著者は鳥取県生まれ。京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院で内科医。1982年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞受賞。終末期医療の現場として「野の花診療所」を運営している。 若いときに、『死の中の笑み』を読んで、こんなに患者さんに寄り添う医師がいるのだということに感動した。そんな徳永医師に近づきたいと思って若き日々を過ごした。 さて、本書は慶応義塾大学で行った医学概論の講義内容と著者と社会思想史の高草木光一教授(慶応義塾大学)の往復書簡からなる。 医学概論という…
最近読み終えた本。3月も髙田郁に時間をたくさん使いました☆ 幸せでした。■『あきない世傅 金と銀 九 淵泉篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2020年)妹の結が信じられない行為に…。さらに五鈴屋に別の困難も襲い窮地に。そんななか久しぶりに大阪に帰郷。暗中摸索しながら、ひとすじの光を探りあて、シリーズ9巻は終わる。続きが楽しみだ。■『あきない世傅 金と銀 十 合流篇』(髙田郁、ハルキ文庫、2021年)合流って、何との合流だろう?ってあれこれ想像しながら読んだら!面白すぎる。なんて力強い合流!そしてついに江戸中に広がる爆発的人気商品を生み出した五鈴屋。まさに商いの勝負師だわ。シリーズ10巻目。■『あきない…
野の花あったか話 [ 徳永 進 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2023/12/24時点) 楽天で購入 薺(ナズナ) アブラナ目 アブラナ科 ナズナ属 別名 ペンペングサ 花言葉 あなたに私の全てを捧げる 開花順四季の野の花図鑑 花色で引ける・見分け方がわかる [ いがりまさし ]価格:2,618円(税込、送料無料) (2023/12/24時点) 楽天で購入
お疲れさまです ^^ だいぶ前にディスクに落とす?焼いておいた?ものを久しぶりに 。。。 ホスピスを備える診療所を営む院長先生 徳永進さん そうそう 明るくかわいらしい先生 その先生だからなのか 笑顔に溢れている診療所 教えられること、と語る先生をしみじみとみる 死を前に何を想うのか 普通のことなんですよ♪ 家からスーパーに行くまでの道を歩きたい 自転車に乗りたい 田んぼの土を踏みたい 山に登りたい 当たり前の日常が どれほど大切だったのか 普通という奇跡 当たり前という奇跡 (◦ ˘ω˘◦ ) あぁ お義父さんも 歩きたい パンが食べたい 水をガブガブ飲みたい、といってたな その奇跡を自分も…
書名の「風土記」と鶴見俊輔さんに惹かれて読んだ。 『新しい風土記へ』 鶴見俊輔・編著 (グーグル画像より) この本は鶴見俊輔さんが各界で地道に活躍されている何人かの方との対談集。 対談されているようなことが新しい文化、風土になってほしいとの 願いが込められている。 鶴見俊輔さんといえば、ずっと前にここでも書いた(2020.8.11)言葉が とても印象的で、いまもときどき心に浮かぶ。 「どんな人でも、家のなかでは有名人なんです。 赤ん坊として生まれて、名前をつけられて、有名な人なんですよ。 … 人間がそれ以上の有名というものを求めるのは間違いではないかと思いますね」 (そのときの記事からその箇所…
新しい風土記へ 鶴見俊輔座談 (朝日新書) 著者 : 鶴見俊輔 朝日新聞出版 (2010年7月13日発売) f.②2023/6/9 f.①200/7/28p.2010/7/20 from amazon site 私はいま、新しい地平を拓いた――。歴史をどうとらえるか。勝ちっぷりでなく「負けっぷり」をどう評価するのか。〝不逞老人〟が、姜尚中、中村哲、徳永進、アーサー・ビナード、上野千鶴子、四方田犬彦、中島岳志、孫歌、池澤夏樹の9氏とともに語り合う。 池澤夏樹氏との対談が興味深い。池澤氏のプライベートなトピックもあり。小冊子にもかかわらず、鶴見氏の博覧強記ぶりが、きらめいている。