彼らは帰国の時には少し都会風に粋になって、草紙や細工物、流行の刷り絵や簪をお土産にして帰って行きました。また翌年には次の若者たちが出てきます。これが二百四十年続いたのです。世間を知り見聞をひろめて視野を広くするその効果たるや、修学旅行の比ではありません。(徳川恒孝『江戸の遺伝子』PHP研究所、2007) おはようございます。先日、松井博さんの新刊と旧刊を引用してブログを書いたところ、ご本人が「書評ありがとうございます!」とツイートしてくださいました。リツイートも🎵 本好きにはたまらないリアクションです。そのやさしさたるや、4年生の国語の教科書に出ててくる『白いぼうし』の松井さんの比ではありませ…