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特発性正常圧水頭症

サイエンス

特発性正常圧水頭症

とくはつせいせいじょうあつすいと

 脳の中では、髄液と呼ばれる液体が作られ、脳内と脊髄せきずい)を循環し、脳のクッションの役割をしている。水頭症は、髄液の流れが滞って脳内の空間(脳室)が広がり、脳の他の部分が圧迫されるために、様々な症状が現れる病気だ。特発性正常圧水頭症は、髄液の圧力は正常だが、歩行障害、痴呆(ちほう)、尿失禁の3症状が出るのが特徴で、60歳以降に発症しやすい。

 国内の痴呆患者のうち5%程度は、正常圧水頭症が原因と考えられている。痴呆の中でも、例外的に手術で治すことが可能な病気。