1934年(昭和9年)11月1日、満洲の地で画期的な特急列車、あじあ号が運転を開始しました。 (東洋に於ける陸の王者と呼ばれた あじあ号)あじあ号は、南満州鉄道が開発した当時世界最高水準の列車で、日本の租借地である関東州の大連駅と、満洲国の哈爾濱駅間の約950 kmを運行していました。デビュー当時は「東洋に於(お)ける『陸の王者』」と言われていました。 (出典:全満洲名勝写真帖8ページ:昭和12年:松村弘文堂出版:国立国会図書館アーカイブス:https://dl.ndl.go.jp/pid/1207357/1/8)(速さが自慢)あじあ号は、超特急とも呼ばれ、当時最新鋭の技術を駆使し、空気抵抗を…