私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー (創元文芸文庫) 作者:飛鳥井 千砂,寺地 はるな,雪舟 えま,嶋津 輝,高山 羽根子,町田 そのこ 東京創元社 Amazon 漂白の道、(島津 輝)と祀りの生き物(高山羽根子)が良かった。 漂白の道は、親戚の訳ありの美女、カナさんと主人公希和子との交流の物語。身内や親族のお通夜に顔を合わせるうちにカナさんと仲良くなっていく。何年か、十数年に一度顔を合わせてゆっくり仲良くなっていくからすごいゆっくりとした交流なんだよね。なんかそのゆっくりさがゆったりとしていて良かった。 祀りの生き物は、主人公が神社の夏祭りに買ってきた南洋の妖精の思い出から亡くなった…