1895年に日本が台湾を領有し、平定するまでの過程でおこった戦い。乙未戦争、台湾征服戦争、台湾防衛戦争ともいう。1995年の『日清戦争百年国際シンポジウム』から使われている。
1893年5月の「戦時大本営条例」勅令が「戦時」認定にあたること、そして当時の首相である伊藤博文が「事実上之を外征と見なし、その従軍者を外征従軍者として取り扱う」と回答し、閣議で了承されたことの2つの歴史的事実により、台湾における戦闘は法制度上において「外征」すなわち対外戦争として扱われている。
日新戦争と東アジア世界の変容(全2巻)
日清戦争―秘蔵写真が明かす真実