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スポーツ

日本女子サッカーリーグ

にほんじょしさっかーりーぐ

日本における女子サッカートップリーグ。1部・2部リーグの愛称は「なでしこリーグ」、3部リーグの愛称は「チャレンジリーグ」。

主催は公益財団法人日本サッカー協会一般社団法人日本女子サッカーリーグ

概要・歴史

1989年に読売ベレーザ鈴与清水FC田崎真珠新光精工日産プリマハムFCくノ一の6チームが参加して始まった。

1994年後期より、男子のJリーグ発足に連動するかのように愛称を「JLSL」から「L・リーグ」とする。

数年後には最盛期を迎え、世界中の女子トッププレイヤーが集まり、女子サッカーの世界最高峰リーグという評価を得るが、バブル崩壊とともに企業の撤退とチームの解散が相次ぎ冬の時代を迎えた。サッカー日本女子代表アトランタオリンピックグループリーグ3戦全敗、シドニーオリンピックに至ってはアジア予選で敗退したことも影響した。設立当初の6チームも現在まで残っているのは読売ベレーザ(現・日テレ・ベレーザ)のみで、鈴与清水FC新光精工日産田崎真珠(後にTASAKIペルーレFCに改称)は消滅、またプリマハムFCくノ一プリマハムは撤退し、現在はクラブチーム伊賀フットボールクラブくノ一として活動している。1999年にはスポンサーの撤退でL・リーグカップが廃止となった。

2000年から経費節減を目的に、東西の地区別に分けた1次リーグと、その成績により上位と下位に分かれて決勝リーグを行うリーグ再編が行われ、さらに観客数の減少で無料試合に導入した。2004年からは二部制に移行した。

2004年のアテネオリンピックで、「なでしこジャパン」の愛称を付けられたサッカー日本女子代表がベスト8に進出する好成績を収め、国民の間で「なでしこジャパン」の愛称が定着した。なでしこジャパンの人気にあやかり、2004年9月より従来のL・リーグと併用する形で日本女子サッカーリーグに「なでしこリーグ」の愛称が付けられた。

2005年1月、日本サッカー協会の「キャプテンズ・ミッション」に「女子サッカーの活性化」が盛り込まれ、2007年1月には女子選手を2015年までに30万人にする、FIFA女子ワールドカップで優勝するなどの目標を謳った「なでしこvision」が発表され、日本サッカー協会も積極的に女子サッカー界をバックアップしている。

2005年には、なでしこリーグ全日本女子サッカー選手権大会の優勝チームとが対戦する「なでしこスーパーカップ」が創設された。

2006年より株式会社モックがスポンサーとなり、リーグ名称が「mocなでしこリーグ」となった。この年から「なでしこリーグオールスター」が創設された。

2007年、「なでしこリーグカップ」としてリーグカップタイトルが久々に復活。

2008年、モックがリーグスポンサーを撤退したため、なでしこスーパーカップが中止になったが、弁当チェーン「ほっともっと」を展開する株式会社プレナスとスポンサー契約を締結、リーグ名称を「プレナスなでしこリーグ」とした。

2010年、日韓の女子リーグのチャンピオンがシーズン開幕直前に対戦する「日韓女子リーグチャンピオンシップ」が創設された。

2011年なでしこジャパンFIFA女子ワールドカップで初優勝。日本中なでしこフィーバーとなり、なでしこリーグの観客数が大幅に増加する波及効果があった。

2015年なでしこリーグ1部、なでしこリーグ2部、チャレンジリーグの3部制に移行。1部・2部はそれぞれ10チーム、チャレンジリーグは12チームで構成される。また、Jリーグクラブライセンス制度を参考に、「なでしこリーグガイドライン」を導入。「サッカーに専念できる選手を最低3人以上保有する」「15歳以下のアカデミーチームを保有する」など各ディビジョンへの参加条件を定めている。

リーグ戦のシステム

1993年度から1999年度まではJリーグと同じ前後期制で行われた。

2000年度から2003年度までは参加チームを東西に分け、それぞれで総当りのリーグ戦を行った後、成績上位による上位リーグと下位による下位リーグを編成、もう一度総当りのリーグ戦を行って順位を決定するという方式で行われていた。

2004年度よりJリーグと同様1部リーグであるL1と2部リーグであるL2に分かれてそれぞれで総当りのリーグ戦を行う方式になった。なお、L1とL2の入れ替えに関しては、L1最下位チームとL2優勝チームが自動で入れ替えられる。

2006年度は、なでしこリーグ1部はレギュラーシーズンプレーオフに分かれて行われる。レギュラーシーズンは2回戦総当り方式で行われ、プレーオフは上位4チーム、下位4チームそれぞれに分かれて1回戦総当りとなる。なでしこリーグ2部は3回戦総当りのレギュラーシーズンのみで行われる。1部最下位と2部1位で自動入れ替え。1部7位と2部2位で入れ替え戦を行う。

2007年度から2009年度までは、なでしこリーグ1部、2部とも3回戦総当りのレギュラーシーズンのみで行われる。1部最下位と2部1位で自動入れ替え。1部7位と2部2位で入れ替え戦を行う。

2010年度より、リーグ運営の強化や女子サッカー界のピラミッドの形成、全試合の有料化を目標としたリーグ改革に基づき、1部リーグを10チームからなる全国リーグの「プレナスなでしこリーグ」、2部リーグを東西各6チームに分けてリーグ戦を行う「プレナスチャレンジリーグ EAST/WEST」に再編。また、なでしこリーグへの昇格条件として「なでしこリーグ準加盟」という制度が新たに設けられた。チャレンジリーグ所属の準加盟資格を持つチームの中で、東西チャレンジリーグの順位の上位の2チーム、計4チームが「なでしこリーグチャレンジリーグ入替戦」に進出する。

2012年度より、2部リーグのチャレンジリーグを東西地区制から全国リーグに変更。12チームによる2回戦総当りで争われる。

2013年度より、2部のチャレンジリーグの参加チーム数が12から16に増加。前年度の成績により8チームずつA・Bの2ブロックに分け、2回戦総当たりのリーグ戦を開催した後、対戦しなかったもう一方のリーグに所属するチームと各1試合対戦する変則的なリーグ戦となる(全22節)。

2014年度より、1部のなでしこリーグで、スコティッシュ・プレミアリーグと同様のスプリットシステムを採用する。まず、全10チームが参加する2回戦総当たりのレギュラーシリーズを行い、その後、上位6チームが2回戦総当たりで対戦する上位リーグと、下位4チームが2回戦総当たりで対戦する下位リーグに分かれて順位を決するエキサイティングシリーズを行う。レギュラーシリーズの成績に応じ、エキサイティングシリーズで勝ち点が与えられた状態でスタートする。上位リーグのチームにはレギュラーシリーズ1位:6点、2位:5点、3位:4点…6位:1点、下位リーグのチームはレギュラーシリーズの3分の1(四捨五入)の勝ち点が与えられる。試合数が増加するため、なでしこリーグカップは開催されない。

2015年度より、なでしこリーグ1部、なでしこリーグ2部、チャレンジリーグの3部制に移行。なでしこリーグ1部の開催方式は前年とほぼ同じだが、エキサイティングシリーズの上位リーグが1回戦総当たりに変更されている。なでしこリーグ2部は10チームによる3回戦総当たり(全27節)のリーグ戦となる。3部のチャレンジリーグは12チームを東西(EAST、WEST)6チームずつに分け、3回戦総当たり(全15試合)のリーグ戦を行い、東西上位2チームずつ4チームでのプレーオフで順位を決定する。

2016年度より、1部は2013年以前のオーソドックスな2回戦総当りのリーグ戦(全18節)に変更。2部も3回戦総当りから2回戦総当りのリーグ戦(全18節)となる。それに伴いなでしこリーグカップが復活し、1部チームが参加する大会だけでなく、別に2部の大会も行われる。3部のチャレンジリーグは東西に分かれて3回戦総当たり(全15節)のリーグ戦を行うまでは同じだが、プレーオフが全チーム参加となり、EASTおよびWESTの1位と2位、3位と4位、5位と6位が3グループに分かれ、各グループ4チームにてプレーオフを行い、順位を決定する。

歴代優勝チーム

1989-1992

年度優勝
11989鈴与清水FC
21990読売ベレーザ
31991読売ベレーザ
41992読売ベレーザ

1993-1999(前後期制)

年度総合優勝前期優勝後期優勝備考
51993読売西友ベレーザ鈴与清水FC読売西友ベレーザ
61994松下電器読売西友ベレーザ松下電器
71995プリマハムFCくノ一プリマハムFCくノ一プリマハムFCくノ一完全優勝
81996日興證券ドリームレディース日興證券ドリームレディース日興證券ドリームレディース完全優勝
91997日興證券ドリームレディース読売西友ベレーザ日興證券ドリームレディース
101998日興證券ドリームレディース日興證券ドリームレディース日興證券ドリームレディース完全優勝
111999プリマハムFCくノ一プリマハムFCくノ一NTVベレーザ

2000-2003(地区制)

年度総合優勝東日本1位西日本1位
122000日テレ・ベレーザ日テレ・ベレーザ田崎ペルーレFC
132001日テレ・ベレーザ日テレ・ベレーザ田崎ペルーレFC
142002日テレ・ベレーザ日テレ・ベレーザ田崎ペルーレFC
152003田崎ペルーレFCYKK東北フラッパーズ田崎ペルーレFC

2004-2014(二部制)

年度1部リーグ優勝2部リーグ優勝
162004さいたまレイナス岡山湯郷Belle
172005日テレ・ベレーザINACレオネッサ
182006日テレ・ベレーザアルビレックス新潟レディース
192007日テレ・ベレーザ東京電力女子サッカー部マリーゼ
202008日テレ・ベレーザジェフユナイテッド市原・千葉レディース
212009浦和レッズレディースASエルフェン狭山FC
222010日テレ・ベレーザ常盤木学園高等学校(EAST)
スペランツァF.C.高槻(WEST)
232011INAC神戸レオネッサ常盤木学園高等学校(EAST)
FC高梁吉備国際大学(WEST)
242012INAC神戸レオネッサベガルタ仙台レディース
252013INAC神戸レオネッサ常盤木学園高等学校
262014浦和レッズレディーススペランツァFC大阪高槻

2015-(三部制)

年度1部リーグ優勝2部リーグ優勝チャレンジリーグ優勝
272015日テレ・ベレーザAC長野パルセイロ・レディース常盤木学園高等学校

2016年所属チーム

プレナスなでしこリーグ1部

チーム名本拠地加盟年HP
ベガルタ仙台レディース宮城県仙台市2012年HP
浦和レッドダイヤモンズ・レディース埼玉県さいたま市1999年HP
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース千葉県千葉市市原市2000年HP
日テレ・ベレーザ東京都稲城市1989年HP
アルビレックス新潟レディース新潟県新潟市聖籠町2004年HP
AC長野パルセイロ・レディース長野県長野市2003年HP
伊賀フットボールクラブくノ一三重県伊賀市1989年HP
コノミヤ・スペランツァ大阪高槻大阪府高槻市1991年HP
INAC神戸レオネッサ兵庫県神戸市2005年HP
岡山湯郷Belle岡山県美作市2003年HP

プレナスなでしこリーグ2部

チーム名本拠地加盟年HP
ちふれASエルフェン埼玉埼玉県狭山市2002年HP
スフィーダ世田谷FC東京都世田谷区2011年HP
日体大FIELDS横浜神奈川県横浜市1999年HP
ニッパツ横浜FCシーガルズ神奈川県横浜市2015年HP
ノジマステラ神奈川相模原神奈川県相模原市2013年HP
セレッソ大阪堺レディース大阪府大阪市堺市2013年HP
ASハリマ アルビオン兵庫県姫路市2014年HP
FC吉備国際大学Charme岡山県高梁市2011年HP
アンジュヴィオレ広島広島県広島市2014年HP
愛媛FCレディース愛媛県松山市2012年HP

プレナスチャレンジリーグEAST

チーム名本拠地加盟年HP
ノルディーア北海道北海道札幌市2010年HP
常盤木学園高等学校サッカー部宮城県仙台市2010年HP
つくばFCレディース茨城県つくば市2015年HP
オルカ鴨川FC千葉県鴨川市2016年HP
大和シルフィード神奈川県大和市2015年HP
JAPANサッカーカレッジレディース新潟県聖籠町2012年HP

プレナスチャレンジリーグWEST

チーム名本拠地加盟年HP
新潟医療福祉大学女子サッカー新潟県新潟市2015年HP
JFAアカデミー福島静岡県裾野市*12010年HP
静岡産業大学磐田ボニータ静岡県磐田市2010年HP
NGU名古屋FCレディース愛知県名古屋市2015年HP
バニーズ京都SC京都府京都市1991年HP
福岡J・アンクラス福岡県春日市2006年HP

*1福島県双葉郡広野町楢葉町Jヴィレッジを活動拠点にしていたが、福島第一原発事故の影響で静岡県に一時移転

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