下の画像は、スペイン版のこの『メイスン&ディクスン』の表紙で、読み終わったあとにこの絵を見ると「ああ、まさにメイスンもディクスンもこ~んな感じだったな」とは思うのだ(左のメイスンは白髪なのではなく、愛用の鬘をかぶっているのだ。いっしょにいる犬は、もちろん「博学英国犬」)。先にこの絵を見ておいて、こういう二人のイメージを引きずりながらこの本を読んでもよかったな、とは思ったりする。国内版の表紙絵もいいけれども、ちょっと可愛らしすぎるか。 この本の主人公の一人、ジェレマイア・ディクスンがイギリスで45歳で亡くなったのは1779年。そしてもう一人のチャールズ・メイスンはディクスンが亡くなった7年後、1…