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如来蔵

(一般)
にょらいぞう

 如来蔵とは、如来の蔵とか如来の胎児などの意味で、本来一切衆生は如来と等しく、自性清浄の身であるが客塵煩悩によって汚されている。よって、この客塵煩悩を取り除けば、自性清浄身(如来)が顕現するとする考え方である。

 このことは、仏にしか分からないので信じることが肝要で、特に信心ということを強調している。

 如来蔵思想は、中期大乗仏教期に発達したとされて、浄土教思想とも近い関係にある。如来蔵思想を顕揚する経典として、『維摩経』『勝鬘経』『央掘摩羅経』『不増不減経』『涅槃経』などがあり、論書には『宝性論』がある。

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