認知人類学

サイエンス

認知人類学

にんちじんるいがく

Cognitive Anthropology
認識人類学とも訳される。様々な文化の人々がどのように物事を見たり考えたりするのかを研究する人類学の領域。20世紀の前半に心理人類学の中心であった「文化とパーソナリティー論」に代わって20世の後半になって現われた。言語を通じてその文化固有の意味体系を調べる民族意味論は代表的な研究方法。バーリン&ケイ「基本色彩語彙」(1969)はその代表的な研究であり、これは心理学者ロッシュのプロトタイプ研究にも影響を与えた。1980年代以降になると状況認知や分散認知、表象感染説や素朴理論研究など(認知科学に関連した)様々な新しい研究が現われて混沌とした状態にある感じは拭いきれない。