現在計画を進めている京都別邸茶室計画の建築主さんより、台目構えの仕付棚(二重棚)の上の棚には何も載せないの?とご質問があったので、手元の資料を調べてまとめておこうと思う。 淡交テキスト「台目初炭手前」より。「仕付棚がある場合、棚の左前角に香合、その右のほうへ羽箒をななめに、八の字形になるようにおきます。」 淡交テキスト「台目初炭手前」より。「仕付棚のほう、畳中央に向いて羽箒を右手で取り、膝前一文字に置きます。」袖壁の引き竹の高さは二尺二寸、下の棚は一尺八寸。このバランスは変えられないもののように感じます。 同じく淡交テキスト「台目初炭手前」より。「香合が戻ると、膝前に棗を置いて、襖を開け、棗を…