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能力論

(読書)
のうりょくろん

トマス・アクィナスに於ける神学的思惟の或る一頂点が形に成したところのまさに主著である*1(と筆者は密やかにも思念する者だ)。
因みにこの第一問では、神の全能性について諸問題が問われる*2

*1:或る新書がこの書から例文を採った事で、凡そ新書らしからぬ体裁をすらその書に与ええたことは、或る意味に於いては、我々の記憶に深く銘記せらるべき稀有なる異常事態なのである。

*2:筆者は一般には入手が著しく困難である筈の同問題の未公刊の邦訳原稿(手書きではなくワープロで白紙上に黒く印字されたものだが)を某所にて密かに手に入れたのだが、是は或いは窃盗である可能性を含み持つと考えられる。…神の天誅の日も近いと感得さるる所以である。…がそれはそれとして、兎も角この書の邦訳が、未だに一種類も公刊せられて居ないことこそは、我が国に於ける人文諸科学上の諸研究の内実の或る貧寒さを、或る側面に於いて強く証拠立てているのだと明瞭に言われうると想われる。

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