西尾維新による小説 「悲鳴伝」に続く〈伝説〉シリーズの第2弾
すべてを失った十三歳の少年、空々空。 感情を持たず、感性に欠けるがゆえに ヒーローであることを強いられる、 地球撲滅軍第九機動室室長。 彼のもとに届いた悲痛なる事件の報せは、 地球からの新たなる攻撃なのか? 真相を探る英雄の前に立ちはだかるは……、魔法少女!? 悲鳴から始まる英雄譚、第二弾。
悲鳴伝 (講談社ノベルス)
悲痛伝 (講談社ノベルス)
『悲鳴伝』 第2話 「戦え! ぼくらの英雄グロテスク」 どの道小細工だが‥‥。 やらずに後悔するよりもやって後悔するほうがいいという名言もある。 名言とは耳障りのいい音楽と同じで、言葉の並びが気持ちよいだけで実用的ではないということをまだ知らない少年は、そんな心がけで、二人に向かう。[124] 第3話 「届け必殺! グロテスキック」 変身したヒーローが敵をばったばったと倒す様子を見て、まあその頃から彼は、血沸き肉躍る戦いなどには特に何も感じたりはしなかったのだが、親が自分に期待するような反応を、それなりに無自覚にしたりしつつ、考えていたことがあった。 どうして敵を生け捕りにしないのだろう――だ…
ムチャクチャ暑い日が続いたのだから "ひきこもり読書"による積読(ツンドク)タワー攻略が進んだだろう・・。 という予想を見事に裏切り 7月中に読了した本(小説&エッセイ)の数は、わずか10冊。 10~13の北海道旅行の計画+実施で多少の目減りはあっただろうが 近年まれに見る少なさだった。 ま、確かに小説以外に2冊ばかり手こずった本があったけど とうとう体力の衰えが読書量にも及びはじめたのかと、不安になってくる。 このペースでいくと、たとえ百歳まで読書生活を続けたところで 自室の書棚にぎっしり並ぶ1000冊強の未読本は、決してクリアできないだろう。 既読本の中にも読み返したいものが山ほどあるのに…