・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・蛇行しているのが川本来の姿・『武術の新・人間学 温故知新の身体論』甲野善紀 ・『「筋肉」よりも「骨」を使え!』甲野善紀、松村卓・身体革命 この講義の中でも、特に印象に残る話は、治水に関する話で、「川というのは、蛇行しているのが本来の姿であり、これを真直ぐにするのは誤りである」との説であった。 すなわち、治水に対する近代の完璧主義から、蛇行による洪水をなくすため、川を真直ぐにし、頑丈なコンクリートの堤防を築くから、洪水の時は水の勢いが1ケ所に集中して非常に強くなり、惨事を招くことになる、というもので、…