非女

非女(ひめ)とは、MMORPGにおける女性キャラクターのプレイ形態の一つ。

語源は「姫」にあるので、MMORPGにおける「姫」の解説もあわせて行う。


姫(MMORPG)とは

姫(MMORPG)とは、MMORPGにおいてプレイヤーが操作する女性キャラクターのうち、カリスマ的・アイドル的な存在、あるいはそうなっている状態を表す。

あるキャラクターに対し、パーティでの支援やアイテムの支援などを他キャラクターが積極的に支援することなど、他キャラクターが「この女性キャラクターを支援したい」と考えることが条件であり、プレイヤーのカリスマ性に依存する。


非女とは

非女とは、このような姫(MMORPG)の存在に対し、より自己中心的な思考を持って「私は姫であり、自分のために他者がいろいろなことをしてくれる」と誤解することで、周囲に迷惑をかけている者・あるいはその状態を表す。

従って、自分自身で「私って姫かも〜♪」という考えを持っている女性キャラクターは、たいてい非女状態にあると言えるため、

姫(MMORPG)と非女の違いは、自分で「姫」と呼ぶか、他称で姫と呼ばれているかの違いとも言える。

非女は自己中心的な行動をするため、複数人数で行動するパーティやクラン・リンクシェル(プレイヤーの集まり)などで問題を引き起こしやすい。

主な問題は下記の通り:

  1. 他者に依存してプレイを行おうとするため、プレイが手抜きになる。
  2. イベントの主催はするが、イベントの進行は他者に任せきりになり、自分では何もしない。
  3. トラブルが発生した時、その有無にかかわらず真っ先に自己責任を否定する。
  4. 他者の意見を聞かない
  5. 欲しい物は、他者の物であっても自己の所有物であるかのように扱い、時として借りたまま返さない。
  6. 他の女性に異常な嫉妬心を持つ。

など。

従者

非女にはしばしば「従者」と呼ばれる、盲目的に対象キャラクターを支援する者がいる。

対象の非女に対し、行動の支援、アイテムの支援などを積極的に行うことが特徴で、ほぼ男性キャラクター(プレイヤーも男性)であることが多い。(逆に、非女プレイヤーが女性であるとは限らない。)

彼らは基本的に非女に意識されたいと望んでおり、非女とその自己中心的な価値観を同にすることを非女より要求され、それを受け入れる。

そのため、彼らは非女の迷惑行為を助長する存在になりかねない。

非女の語源・成立について

非女はFF11コミュニティ(主として2ch及びその周囲の他板)で成立した。他のMMORPGに先駆けてFF11で非女という要素が成立した背景には、FF11のキャラクター表現が日本人好みで、かつ女性でも受け容れられる良質のグラフィックであり、プレイヤーがキャラクターに対して感情移入しやすいことが大きいと考えられる。

非女被害報告書テンプレより:

ヴァナでお姫様になりきって、ちやほやされたがったりワガママ放題だったり、他♀をライバル視したりの♀キャラ。ただし中の人まで♀とは限らない。

最初「姫」と表記していたが、「私って姫かも〜キャ(はぁと」と勘違いした痛い♀が降臨するため、「非女」との表記に変わった。

自称・他称の違いについて

基本的に「姫」を自称する者は、そこに自虐的なニュアンスがない限り「非女」であるとされる。

また、「非女」を自称する者もいるが、この場合は自虐的なネタとして笑い話のタネにしようとしているだけであり、実質的な非女とは違うことが多い。(例:mixiの「非女」コミュニティ*1など)

「こいつは非女だ」と侮蔑する行為について

ごく特定の女性キャラクターやその周囲が別の女性キャラクターを「非女」と侮蔑する行為は、実はそのように侮蔑している人自体が非女であることがままある。これは、非女の定義が「周囲に対して迷惑を行う」者なので、言い換えれば「自分の(自己中心的な)考えにそぐわない」だけで非女と定義してしまうため。

この場合、非女というレッテルを補強するため、侮蔑する者はあることないことを理由に追加することが多い。そのため、ある者が非女であると言われたことを認めるためには、複数の異なる価値観を持つ他者から、それなりの事実認定をすることが必要である。

サークルクラッシャー的観点から見た非女

これまでに定義されてきたサークルクラッシャーと比較すると、サークルクラッシャーでは「天然系」と「計算系」の大きく2つに分類されている女性が、本項では「姫(MMORPG)」と「非女」となり、それぞれ良質なものと悪質なものとして分類される。これは、そもそもMMORPGではまだサークルクラッシャー的事例が取りざたされていないことと、以前よりも女性がMMORPGに進出してきたこと(特にFF11より)で、男性多対女性1という関係が構築しにくくなったことが挙げられる。

またネット世界では、リアル世界でありがちな、男性が女性に対して考える自己の外見に対する内的な警戒感が必要なくなり、むしろ相手キャラクターのプレイヤーが実はネカマであるといった外的な警戒感が先行することから、以前のサークルクラッシャーよりも女性を神聖化する必要が少なくなっているとも考えられる。

目次
  • 非女とは
    • 姫(MMORPG)とは
    • 非女とは
    • 従者
    • 非女の語源・成立について
    • 自称・他称の違いについて
    • 「こいつは非女だ」と侮蔑する行為について
    • サークルクラッシャー的観点から見た非女