1.5スクリーンに宿る黒が独特です。屋内でも屋外でも、鬱蒼として禍々しさを秘めた黒が置かれます。それは監督のどの映画にも有り、雰囲気のある好ましい黒ですが、いつもながら演出はいまひとつでした。濡れ場も退屈です。このエロが誰を感興させられるのか、考えると、不安になるほどですが、エロを除けばほんとに短い映画です。何を目論んでクチュクチュ音録ってるのやら・・・。話もセリフも幼稚です。これは誰向けなんだろうか?女優の箔付け以外に、有用性を感じない映画でした。監督、ここのところ精力的な連作ぶりですが、質にも精力が欲しい気がします。 弁解すると、私は女優霊とリングの空気感がものすごく好きです。女優霊で、撮…