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必殺橋掛人

テレビ

必殺橋掛人

ひっさつはしかけにん

必殺仕事人V → 必殺橋掛人 → 必殺仕事人V激闘編

人気時代劇「必殺シリーズ」第24弾。工藤栄一が必殺に復帰した当時の話題作。

1985年昭和60年)8月2日より11月8日まで全13回にわたって放送された。

第23弾『必殺仕事人V』において、一般視聴者の必殺ブームが落ち目であることに加え、バラエティー路線の続行に限界を感じたスタッフが、「昔ながらの手堅い作風」を目指し、原点回帰のきっかけとして製作が決定されたのが、この『必殺橋掛人』であった。

基本路線として『新必殺からくり人東海道五十三次殺し旅』の炙り出しを本作で採用。江戸地図に残された13の印から炙り出された模様を元に謎解きをし、標的を始末するのが基本的な流れだ。

キャスティングには、必殺シリーズ初期において個性的な悪役を演じ人気だった津川雅彦を主役に迎えた。津川にとっては、この作品がテレビドラマにおける初主演作となった。『必殺仕事人V』にゲスト出演した際に夫婦を演じた萬田久子斉藤清六のコンビをレギュラーに昇格。正義感溢れる若者として宅間伸を起用し、元締役にはシリーズの常連である西崎みどりを据えた。

スタッフ面においても、これまでのバラエティー路線を払拭するため、巨匠・工藤栄一が3年ぶりに必殺に復帰。第1話では、工藤自身が演出を手がけた『必殺商売人』の第1話を彷彿とさせるような場面を用意し、津川雅彦演じる柳次の強さを印象付けた。また、細かいところでも梃入れがなされており、柳次が毎回ささやかなギャンブルに興じる姿は『必殺必中仕事屋稼業?』を彷彿とさせるし、放送後半からはコメディリリーフとして、当時人気絶頂だったぼんちおさむを加入させた。

バラエティー路線の雰囲気が抜けきっていない部分もある上に、後期必殺の花形である『必殺仕事人V激闘編』の前の作品ということもあり、少々地味な印象を受けるが、1話ごとの作りは大変手堅い。大きなどんでん返しが用意されている回もあり、後期作品としては非常に見ごたえはある。