必殺仕事人IV

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必殺仕事人IV

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必殺シリーズ
必殺渡し人 → 必殺仕事人IV → 必殺仕切人

人気時代劇「必殺シリーズ」第21弾。第19弾「必殺仕事人III」の続編である。

1983年(昭和58年)10月21日より1984年昭和59年)8月24日まで全43回にわたって放送された。

仕事人メンバーを前作からそのまま受け継いだ、新必殺仕事人から続く「主水・秀・勇次の3人安定期」の総決算。前作よりメンバーの入れ替えが行われなかったのは必殺シリーズでは初めてであった。結果的にこれはマンネリ感を生む原因ともなり、ファンの間からは賛否が分かれる事となった。

前作との大きな違いは、秀と順之助。秀は自分が旅先で殺した相手の娘・お民を育てるようになり、情に甘い性格が強調されるようになる。また、その設定はおりく・勇次親子の焼き直しでもあり、『新必殺仕事人』から続く作品の基本路線を今一度見直す意味も込められている。

順之助は、今回からレギュラー入りした梅津栄演じる「広目屋の玉助」に追い掛け回されるコメディパートに登場し、コミカルキャラクターにシフトしていく。また、殺しの場面では、ライデン瓶で相手を実際に始末していた前作に対し、悪人とはいえ未成年が人を殺す描写を繰り返し見せることへの批判を回避する意味合いから、加代と共に殺傷能力のない投石器を使用し、直接殺さない補佐役にトーンダウンしていく。

また、この番組の放送時期に劇場版「THE必殺」が製作・公開され、当時の仕事人の人気の急上昇ぶりを示している。

前半期こそ当時の世相を反映しつつも手堅い作風に帰りつつあったが、後半に進むに連れて現代社会との関連性が顕著となり、人情話と派手な殺しの美学が売りのソフト路線に移っていった。とは言え、最終回に至る42話、43話はシリーズ常連の戸浦六宏を迎えての前後編で締め括るなど、後期必殺人気の頂点に君臨していた作品ゆえの余裕を持ち合わせていたことに変わりは無い。

オープニングナレーション

建武の新政*1下の『二条河原落書』を原典としている。

近頃世間に流行るもの

押し込み強盗高利貸し

賄賂をもらうえれえ人

金、金、金の世の中で

泣くのは弱い者ばかり

涙をふいておいでなせえ

恨みを晴らす仕事人

陰膳据えて待っておりやす

*1鎌倉時代南北朝時代(室町時代初期と重なる)の間3年。