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百人斬り訴訟

一般

百人斬り訴訟

ひゃくにんぎりそしょう

 昭和12年の南京攻略戦に参加した第16師団野田毅向井敏明両少尉が、どちらが先に100人斬れるかを競ったとする記事が、東京日日新聞鹿児島新聞、鹿児島朝日新聞鹿児島毎日新聞で掲載された。

 戦後2人は戦後、南京軍事裁判死刑判決を受け処刑された。

 1971年朝日新聞に連載された本多勝一記者の長編ルポルタージュ「中国の旅」でこの百人斬りをとりあげた。

 (当時の表記は少尉A,少尉B)

 それに対し、山本七平氏が雑誌「諸君!」で「百人斬りは伝説であり、存在しない」と主張して、

「諸君!」誌上で本多氏と論戦になったことにより、大きな反響を呼んだ。

 この中で、山本氏が「百人斬り競争は存在しない。存在すると言うのなら少尉A,Bの実名を挙げろ」と主張したのに対し、

 本多氏が両少尉の実名入りの新聞記事と、当時野田少尉から百人斬りの講演を聞いた人物の証言をあげ、反論した。

 その後、本多ルポに反撃する形で、鈴木明氏が「南京大虐殺のまぼろし」を出版し、論戦に挑んだ。

 二将校の遺族が、「信憑性に乏しい話をあたかも歴史的事実とする報道、出版が今も続き、名誉を傷付けられた」

として記事を報道した毎日新聞社(当時・東京日日新聞)と朝日新聞社、元編集委員本多勝一氏などを相手取り総額1200万円の支払いと出版差し止めを求める訴訟東京地裁に起こした。

これを「百人斬り訴訟」と通称している。


 2005年8月23日、第一審では遺族側請求棄却された。

 判決では、「少なくとも,両少尉が,浅海記者ら新聞記者に話をしたことが契機となり,『百人斬り競争』の記事が作成されたことが認められる」こと、

 各種資料から被告の記述は「一見して明白に虚偽だとはいえない」ことが認定された。

 名誉毀損についても、「死亡による名誉などの人格権の消滅」

「遺族の生活状況などについての言及は行われていない」ことからこれを退けた。

判決全文)

http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/han/hanketsu-1.htm

http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/han/hanketsu-2.htm

http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/han/hanketsu-3.htm

http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/han/hanketsu-4.htm

2006年5月25日、および12月22日、第二審、第三審でも再度遺族側請求棄却され、

毎日新聞朝日新聞、柏書房、本多勝一の勝訴が確定した。

原告側のサイト

百人斬り訴訟を支援する会(会長 阿羅健一)

http://www.mukai-noda.com/