標目

読書

標目

ひょうもく

1冊あるいは1著作物の本についてのデータ(目録記入)を一覧に並べる際に使われるデータの一要素。図書館用語。カード目録時代(-1990s)にはカードの頭(head)に書かれていたもの。英語headingの戦前からの訳語で、意味としては「頭書き」とでもいうべきもの。

標目の記号の順(abc五十音順)でカードが排列されることにより、はじめてカードが検索できる状態になっていた。

伝統的にタイトル標目・著者標目・件名標目・分類標目の4種が設定され、これらの標目をもとにカードを排列することで、書名目録、著者名目録、件名目録、分類目録が成立していた。米国では書名・著者名・件名を混排(こんぱい)した辞書体目録も普及していた。

カード目録時代は、書名、著者名、主題からしか本の存在を見つけられなかったため、標目=アクセス・ポイント(access point)であったが、OPACの普及により出版者、出版年などの標目でないデータ要素からも本の検索は可能になり、アクセス・ポイントは標目より広い概念となっている。(参考『図書館情報学用語辞典第2版』アクセス・ポイントの項)

現在ではむしろ、ユーザに有用なように図書館によってコントロールされているデータ要素としての意義が残されている。