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表象文化論

(一般)
ひょうしょうぶんかろん

表象文化論とは、東京大学で86年より設けられた学科で、さまざまな感覚やジャンルや意味を横断する「表象」という観点から、人間の創造行為を捉え直そうとするものである。従来の美術史の古い枠組みでは捉えきれない多様な問題系に光を当てることを目指しており、新たな専門分野として定着した。

「表象」(representation)という語は、人間が自己や他者や世界を、何らかの感覚や媒体を通じてイメージする行為、およびその行為を通じて生み出されたものを指す。代表的な視覚表象としては、絵画や写真があるが、そこに聴覚という別の感覚や時間も関与する映画やテレヴィ映像、触覚や空間も重要な役割を果たす彫刻、文字という別の媒体と交錯する書物や地図、さらには享受者自身がその中に入り込み全感覚的に体験する建築など、多くのジャンルやメディアが人間の表象行為に関わっている。

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