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富士正晴

(読書)
ふじまさはる

作家。『桂春団治』などの評伝で知られる。

略歴

大正2年(1913)10月 徳島県三好郡山城谷村に生まれる。
昭和6年(1931)11月 奈良に住む志賀直哉を訪問し、生涯の師、竹内勝太郎を紹介される。
昭和7年(1932)10月 野間宏らと同人雑誌『三人』創刊。
昭和10年(1935)6月 竹内勝太郎黒部峡谷で滑落死。この頃、詩人の伊東静雄と織る。
昭和19年(1944)3月 応召。三島由紀夫『花ざかりの森』の出版に尽力する。
昭和20年(1945)8月15日 終戦
昭和21年(1946)5月 上海より復員
昭和22年(1947)10月 島尾敏雄らと同人雑誌『VIKING』を創刊。
昭和23年(1948)5月頃 神戸の古本屋で偶然ウルフの『オーランド』(織田正信訳)を見つけ、織田の文体に刺激され中編小説「小ヴィヨン」を1週間で書き上げる
昭和26年(1951)11月 茨木市安威に移る。この年「敗走」で芥川賞候補となる。
昭和29年(1954)1月30日 「女の文学への期待」(大阪新聞)
昭和31年(1956)3月 富士にとって最初の本『贋久坂葉子伝』出版
昭和36年(1961)11月 茶道誌『淡交』連載「たんぽぽの歌」を河出書房新社より出版
昭和39年(1964)9月 『帝国軍隊に於ける学習・序』で直木賞候補となる。
昭和43年(1968)11月 『桂春団治』で毎日出版文化賞受賞。
昭和46年(1971)11月 大阪芸術賞受賞。
昭和54年(1979)11月 『たんぽぽの歌』を『豪姫』と改題し六興出版より刊行
昭和55年(1980)9月 「好きに久坂をやればよい」(別冊『文芸春秋』)
昭和60年(1985)12月 『恋文』のあとがきに、「大体わたしの文筆の仕事は終了したような」気がすると記す。
昭和62年(1987)5月 関西大賞詩仙賞受賞。
同年7月15日 安威の自宅で急性心不全のため死去。74歳
昭和63年(1986) 富士正晴作品集(全5巻) 岩波書店から刊行
平成4年(1992)4月 富士正晴記念館開館 資料(78600点)と四畳半の書斎復元

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