赤毛の、白い肌の乞食娘よ! お前のドレスのほころびから見え隠れしているのは、 貧しさではない。お前は気付いていないだろうが、 そこで『美』が息を殺して隠れている。 まかりなりにも、詩人のオイラには、 ソバカスだらけで、ひ弱で、 だが若い、お前の肉体が、 ある意味、いや、それこそが『美』と理解できるのだ。 おとぎ話の女王様が、 ビロードの靴を履くより、 お前が木靴を履く様は、 優雅だ。 その丈の短いボロ服が、 もし踵まで垂れ下がっていたら、 豪奢な服の宮廷婦人も、 恥じ入るだろう。 穴の開いた靴下のゴムに、 キラリと金の短刀を仕込んで、 放蕩者のスケベな目を、 驚かせるんだ! ボタンをはだけ、 …