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風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ

毎日新聞記事。社説

2005年12月、山形県羽越線で起きた特急「いなほ」(いなほ14号)の脱線転覆事故に関する社説の一節。

ポエムのようなメタファーを用いて惨劇の原因を憶測した。

現場付近の風速は毎秒約20メートルで減速規制するほどでなかったというが、

平時と同じ時速約100キロで最上川の橋梁(きょうりょう)を

渡ったことに問題はなかったか。

突風とは言いながら、

風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ

→その後の調査でこの事故の原因は、冬場の日本海で発生した“竜巻”であり、被害が及んだのは竜巻が通過したたった5m幅の範囲である事が判明した。したがって、この事故を予測するのは常人には事実上不可能なことであり、まさに自然界の偶然がもたらした悲劇であると言えよう。



また、毎日新聞が社外有識者に委託してつくる「開かれた新聞」委員会でもこの問題は取り上げられ(2006年2月7日 東京朝刊 )、委員会でも批判的意見が多かった。