●遠まわりする雛 米澤穂信 神山高校1年生の折木奉太郎は、姉の勧めもあり、同級生である千反田える、福部里志、伊原摩耶花たちとともに古典部に入部する。奉太郎は自身の身の回りで起こる不思議な事柄の謎を解いていき、いくつかの事件を解決する。奉太郎高校1年の1年間で起きた様々な事件が描かれる。 以下の7編からなら短編集。 やるべきことなら手短に 高校入学当初。奉太郎は里志から女子が音楽室で経験したという七不思議2の話を聞かされる。それを聞いたえるが七不思議2について語り出す前に、奉太郎は七不思議1である女郎蜘蛛の会のメモについて話し出す。えるの興味がそちらに変わり、3人は校内の掲示板でそのメモを探し、…