これまで出会った、各宗派のお経や真言の唱え方をみてみた。 日蓮宗系のお経は、木鉦(もくしょう)を叩いて、リズミカルに唱える。最初は、雨だれ式。続いて、中拍子、本拍子と打ち方が高速になってくる。加持祈祷的なエネルギーになる。 ▽浄土宗は、木魚を叩いて称える。裏打ち(バックビート)で、なー(ぽく)む、あー(ぽく)み、だー(ぽく)となる。頭打ちしない。加持祈祷的なエネルギーにはならない。おまかせしますというゆったりとした心地よさがある。 浄土真宗は、東西の本願寺の朝のお勤めに出たことがあるが、みんなで揃って、南無阿弥陀仏と唱えるということはない。それそれが、なんまんだぶ、なんまんだぶと数篇、称えるの…