平成3年台風第19号

サイエンス

平成3年台風第19号

へいせいさんねんたいふうだいじゅうきゅうごう

平成3年1991年)9月16日に発生した台風19号日本列島に猛烈な暴風による甚大な被害をもたらした典型的な風台風で、別名「りんご台風」とも呼ばれている。

9月16日にマーシャル諸島の西海上で発生し、西から北西へと進み、大型で非常に強い台風に発達。9月26日に宮古島東海上で北東に進路を変え、9月27日16時過ぎ、中心気圧940hPaという非常に強い勢力で長崎県佐世保市付近に上陸、九州北部を横断した。その後、加速しながら日本海を北東へと進み、9月28日に強い勢力で北海道渡島半島に再上陸、オホーツク海へと出て9月28日15時に温帯低気圧に変わった。

非常に強い勢力で上陸し、勢力をほぼ維持したまま猛烈なスピードで北上したため、九州地方中国地方東北地方の日本各地で記録的な暴風が吹き荒れ、多数の死者、家屋の損壊が出た。青森市では最大瞬間風速53.9m/sを観測、青森県で収穫間際だったりんごが多数落下するなどの被害が出て、「りんご台風」と呼ばれるようになった(気象庁による命名ではない)。また、高波、高潮、塩害による被害も目立った。

死者・行方不明者62人、負傷者1,261人。