「中村哲という希望」を読んだ。佐高信氏が序文に次のように記していた。「いま、日本は軍拡路線の岸田文雄を選ぶか中村哲を選ぶのかの岐路に立っている。軍備で暮らしは守れないことを中村は実践で示した。軍拡に賛成しない人、つまりは平和憲法を守れと叫ぶ人は頭がお花畑だとタカ派ならぬバカ派は叫ぶが、一触即発のアフガニスタンの地で、中村は丸腰こそが勇気だと激することなく語り、平和を作り出したではないか。そして、世界の人は中村に拍手を送っているではないか。その、いわば日本の宝をなぜもっと大切にしないのか。 治安の悪いアフガニスタンで、中村は平和憲法が大事だと強調した。『平和憲法は世界中の人が憧れている理想であっ…