清明上河図(せいめいじょうがず)は、中国北宋(960年 - 1127年)の都・開封の都城内外の殷賑(にぎわい栄えた)の様を描いた画巻である。オリジナルは北京・故宮博物院に所蔵されているが、類作が数多く伝わっている。 北宋末期の張択端の作品とされる。清明の時節の、都の東京開封府の内外の人士が行楽して繁栄する様子を描いている。季節は、春たけなわであり、その絵画的な精細描写の価値とともに、当時の市街図や風俗図として、極めて資料的価値も高いものである作者といわれる張択端は他に作品は伝わっていなく、無名だという。 謎の名画・清明上河図 北京故宮の至宝、その真実 (ソフトカバー)2011/野嶋剛 (著)勉…