最近ではカオスの帝王で描かれていたタレブの最初の著書であるまぐれについて読みました。タレブの本のファンであり、たまたまの物事について過大評価されている部分を痛烈に批判します。 MBAで優秀そうに振る舞うスーツ姿の男たち、株価が上がった材料を雄弁に語るアナリストやジャーナリスト。ランダム性を理解するタレブからはどれもある種壮大な劇のように見えており、また人の脳はそういうものに反応してしまうという事が語られています。 ジャーナリズムという商売は純粋にエンタテイメントであって、真理の探求ではないのだ。 自分たちは単なる芸人なんだということがわかってなくて、自分はインテリだと思ってそうな連中には近寄ら…