北方人種

一般

北方人種

ほっぽうじんしゅ

20世紀前半の人類学で、コーカソイドの下位分類の1つとされた人種の一つ。、1899年にウィリアム・Z・リプリーにより地中海人種アルプス人種と共に定義された]。今日では人種イデオロギーの為に考案されたと考えられている。北方人種は北欧系をその典型とし、ノルディック人種とも呼称された。

北方人種に属する人々は「色素脱落すなわちブロンドの形質を持ち、メラニン色素が極めて少ないので、皮膚・頭髪・虹彩の色が薄い。皮膚のメラニン色素を殆ど欠くため皮膚色が極めて薄く、血液が透けて見えるので薄桃色を呈する。毛髪はいわゆる金髪であるが、南に行くほど濃色になり、明るい褐色を呈する傾向がある。虹彩の色は青・緑・灰色である。顔は細長く、頭を上から見ると幅が狭く前後に長い。また身長が高い。身体的にも筋肉質である」などとされた。古代ローマが栄えた時代のゲルマン人も主に北方人種であり、彼らは170cmあったとされた。フランス人類学アンリ・ヴァロワは「北方人種の男性の平均身長は173cmで、人類中でも高身長の範疇に属する。スカンディナヴィア南部からヨーロッパ北岸を通ってイギリスに分布する北方人種の一群にはクロマニョン人への類似が認められる」などとした。