僕はイーグル

読書

僕はイーグル

ぼくはいーぐる

概要

夏目正隆氏著の航空自衛隊が活躍する小説。

レヴァイアサン戦記や私のファルコンに比べるとリアル感は増したが、「亡国のイージス」とは違い映画や漫画化などのメディア化は無理だと思われる。深夜アニメでも難しい(アニメ化ならレヴァイアサン戦記の方が可能性があると思われる)。相変わらず現代政治情勢を反映させている作風は健在。自衛隊の存在や日本国内の矛盾を見事に表している。 

現在四冊目まで刊行されている。二冊目には海上自衛隊海上保安庁も出てきて現状の国防に関してかなり暗い話にが展開されるが、あくまでメインは戦闘機による空戦の描写である(のはず)。果たしてライトノベルなのかは議論が分かれるところである。

地味に押井守が絶賛していた。「久し振りに拳骨に力の入る小説」らしい。

あらすじ

  • 第一巻

風谷修は今年の二月で二十一歳になった。三年前に東京の私立高校を卒業してから、山口の防府静岡浜松福岡芦屋、そして宮城松島と全国をほっつき歩いた。それも、全てF15のパイロットになるという目的のため。三年前に受かった大学をすべて蹴り、航空自衛隊の航空学生になった。訓練三年次の最終段階、松島課程の修了チェックは合格したが、木崎二尉は風谷の優しさが気になるという。そして今、東京白金の教会にいた。純白のウエディング・ドレスを着た高校時代の同級生・月夜野瞳。「風谷君、遠くにいっちゃうし…わたし、待つのやっぱり無理だった」携帯で告げられた突然の別れの言葉。幸せになれよ月夜野。最高の航空アクショント人間ドラマ。

  • 第二巻

日本海、某所。男の歳は二十代の終わりくらいか。ほっそりとした腰から下を覆うGスーツの装具は旧ソ連空軍仕様。トンネル式のシェルター内には、この寡黙な男と機体重量22.5トンのアルミとチタン合金製の猛禽スホーイ24が横たわっていた。「牙」と呼ばれるその男は東洋人だが、深い黒のグラスと肉のそげおちた頬は猛禽の分身かとも思わせた。出撃を見送りにきた人物は大佐と呼ばれたが、大柄な体を包む濃い緑色の軍服らしきものの上に紫の大振りなマントを羽織り、黒い眼帯が眼を引く。男が「百パーセント遂行可能」という作戦とは?俺の行く手には、死が転がっていると言う男が出撃した!大好評長篇航空ロマン・シリーズ。

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